宮内庁は1日に公表した文書で、眞子さまが誹謗(ひぼう)中傷と感じることが長期的に反復され、逃れられないという体験をしたことなどを明らかにした。宮内庁は「誹謗中傷」が何を指すか説明していないが、眞子さまと小室圭さんをめぐる過熱報道は週刊誌を中心に続いてきた。
お二人が2017年9月に婚約内定の記者会見をすると、祝福する報道が続いた。だが、同年12月に週刊誌が報じた小室さんの母佳代さんと元婚約者の「金銭トラブル」に端を発し、小室さん母子の私生活や結婚に否定的な報道が増えた。「一億総ブーイング」と見出しを立てた週刊誌記事もあった。
宮内庁は18年5月、「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」と題した文書を公表し、一部週刊誌で「侍従職関係者」「宮内庁関係者」のコメントとして両陛下(現在の上皇ご夫妻)が様々な発言をしているように報じられていると指摘した。報道に対する宮内庁の見解を記し、「眞子さまや秋篠宮両殿下、お相手の方に静かに考える環境を与えることを最重要と判断してきた両陛下(現在の上皇ご夫妻)の考えが無にされたことはあまりにも残念」とした。
ただ、その後もお二人の結婚に対する否定的な報道が続いた。SNS上にも中傷コメントが相次いでいた。
関係者によると、秋篠宮ご一家はSNSや週刊誌報道を自身で見ることがあったといい、心を痛めていたという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル